ボツになった哀れなキャラクターたち
オリジナルキャラの中には、完成しないまま消えていったヤツも大勢います。
そんな哀れな“ボツキャラ”たちを紹介するのが、このコーナー。
彼らは、なぜ消えなければならなかったのか。その理由も、あわせてご覧下さい。
泣き虫なアルマジロの少女
『クラッシュ2』の敵にアルマジロがいますね。それを基にして作られたのが、この女の子。
こう見えて、実はコルテックスの手下です。
リパー・ルーが「笑」、タイニーが「怒」なら、この子は「泣」にしようってことで、超泣き虫キャラです。
こんな女の子がどうやってクラッシュと戦うのかって?
ふふふ、それはズバリ「巨大化」です。普段は小さくて大人しいですが、ボス戦では特殊なビームを浴びて巨大化します。
そうすると、泣く事によって涙の粒が凶器になったり、
アルマジロだけに、丸まって転がれば、おなじみの「追いかけられステージ」にもなるワケです。
名前はですね・・・『2』のアルマジロが「アル」、その強化版が「アルマー」という名前だったので、
女の子らしく「アルマイラ」と名付けました。
しかし、時が経つに連れ、結局彼女は消えていきました。
理由は、アルマジロがオーストラリアにいるのかどうかが疑わしかったということ(だからコモドドラゴンはどうなんだ)、
そしてコルテックスの手下にしては、あまりにも可愛すぎたということです。
バットデビル
スウィーティがまだ「コウモリ+タスマニアン・デビル」という設定だった頃、
「バットデビル」という名前が候補の1つにありました。
もちろん、女の子キャラにはふさわしくないのでボツになりましたが、この名前だけはなんか気に入ってたんです。
そこで、「バットデビル」という名前がピッタリ合うようなキャラを新たにデザインしました。
それがコイツ。(一応言っておきますが、コウモリとタスマニアン・デビルの合成生物です)
体は小柄で、背中についた翼で空を飛ぶことができます。
イメージ的にブリオの手下という設定にするつもりでした。ブリオ、手下少ないし・・・。
しかし、顔や性格がジャッキーとカブッたり、スウィーティの魅力には負けるので、あえなくボツとなりました。
リパー・ルーの助手のワラビー娘
オーストラリアに生息していて、まだクラッシュシリーズに登場していない動物。
その中にワラビーがいました。
ワラビーとはカンガルーを小さくしたような動物です。(ちなみに中くらいサイズのワラルーというのもいます)
カンガルーといえばリパー・ルーなので、ワラビーとなれば彼の助手しかない!と、すぐに設定が決まりました。
で、出来上がったのが、この子。女の子にしたのは区別がつきやすいからです。
体の色もリパー・ルーが青、助手がピンクならちょうどいいでしょ。
リパー・ルーの助手ですから、そりゃもうイカレちゃってますよ。2人一緒だと笑い声がうるさくて仕方ありません。
いつもメガネをかけていますが、素顔は意外と可愛かったり?
しかし、リパー・ルーのパートナーといえばリラ・ルーがいます。(共通点は名前ぐらいなもんですが)
彼女がリパー・ルーの新パートナーになることで、リラ・ルーの出番を奪ってしまうような気がして・・・。
ただでさえリラ・ルーは出番が少ないのに。要はリラ・ルーの出世のためにも、彼女を消さざるを得なかったと。(笑)
ちなみに彼女の名前は「○○・ビー」にしようと思っていたのですが、結局決まりませんでした。
ノンビリやのカモノハシ
今度はカモノハシでございます。
彼を作った理由はもちろん「クラッシュシリーズには、まだカモノハシのキャラが登場していない」から。
カモノハシって、れっきとしたタスマニアに生息する動物なんですよ。
まぁ、キャラクター化するには地味な動物ですからね。あんまり強そうなイメージじゃないし。
私もカモノハシをコルテックスの手下にする気にはなれませんでした。なので、クラッシュの友達という設定です。
アーネスト・エミューみたいなもんですね。彼が農業なら、コイツは漁業といったところでしょうか。
性格は温厚で、非常にノ〜ンビリしてます。カモノハシのクセに水中メガネと浮き輪をつけているのがポイント。
・・・彼がボツになった理由ですか?地味だからです。(笑)
どこにどう登場させていいのか、わからないし。
そういや『クラッシュ5』の設定イラストにもカモノハシっぽいキャラが描かれてましたね。あいつもボツになったみたいだけど。
謎の美少女バンディクー
コルテックスが作り出したムッチンプリ〜ンな美少女バンディクー。
彼女の魅力でクラッシュを骨抜きにし、戦意を失わせようという計画です。
『クラッシュ・バンディクー6』(空想)にでも登場させようかと思ったんですが、ストーリーがまとまりませんでした。
初めはコルテックスの命令を淡々とこなす悪いコちゃんですが、
例によって最後にはクラッシュの仲間になります。
これで、クラッシュ・ココ・クランチと合わせて「バンディクーカルテット」の誕生というワケ。
同時にクラッシュにもめでたく新しい彼女ができる・・・と。
名前は「クラリス」とか「クリス」とかがいいと思います。クラッシュ、クランチ、クラリス。う〜ん、実に気持ちいい!(ココは?)
オキサイドファミリー!?
あのエヌ・オキサイドに家族がいた!?
・・・という、とんでもない設定のもとに作られたキャラクターたち。
左からベイビー・オキサイド、ジュニア・オキサイド、マザー・オキサイド、グラント・オキサイドといいます。
みんな、ニトラス・オキサイド(父)に負けないスピード狂です。
『クラッシュ・バンディクーレーシング2』では最初、彼らを登場させる予定でした。
でも、実在するキャラクターに勝手に家族を作るというのはチョット問題なので、ザムとゼムに変更。
言っておきますが、これはあくまで私の空想のオキサイドファミリーです。
実際のところは、オキサイドが結婚しているのか、子供がいるのかどうかも分かりません。独身かもしれないし。
その他のボツキャラクター
まだまだ、ボツになったキャラクターは、いっぱいいますよ。
ご覧下さい。どいつもこいつも、ボツキャラのオーラ全開でございましょう?
例えば左から2人目。彼はバットダイルと言って、その名のとおりコウモリとクロコダイルの合成生物です。
ディンゴダイルに対抗して作ったキャラですが、こりゃ頂けませんね、ハイ。
それから手前中央。コイツはなんと、ゾウとエリマキトカゲが合体してます。バランス悪うッ!!
まぁ、そのアンバランスさで笑いを誘おうとしたキャラですが、やっぱり消えました。名前も決まってません。
あとはまぁ、適当に想像してみて下さい。(笑)
ボツキャラ紹介、いかがだったでしょうか?機会があれば、彼らもメインキャラとして認められる日が来るかもしれません。