おはなし
ある日、クラッシュ達のもとに、1通の手紙が届きました。
それは、あのヘンテコなテーマパーク『ボン・クラッチ モーターワールド』のオーナー、
エベニーザー・ボン・クラッチからのものでした。
「親愛なるバンディクー諸君、どうか助けてほしい。
実は、ワシの命の源、ブラック・パワーダイヤが、またまた盗まれてしまったのだ!
いくら捜してみても、見つからん!このままではワシは・・・あぁ、力がなくなってきた・・・。
お願いだ!どうか、もう一度、キミ達の力を貸してくれ!」
これを見たクラッシュ達は、内心「またか・・」とあきれましたが、友人(?)のピンチとなっては、放っておけません。
ちょうど暇でしたし、人助けと思って、モーターワールドへ向かうことにしました。
同じ頃、コルテックスの所にも、ボン・クラッチから助けを求める手紙が届いていました。
「親愛なるコルテックス博士、どうか助けてほしい。
実は、かくかくしかじかで・・・(クラッシュ達のと同じ内容)」
コルテックスは、なぜ自分がアイツのためにブラック・パワーダイヤ捜しをしなければならないのか、と
腹を立てましたが、手紙の最後に書かれている文章を見て、目の色を変えました。
「パークの中で見つけたパワーストーンは、全てキミに差し上げよう。だから頼む、協力してくれ!」
せっかく集めたパワーストーンも、前回、クラッシュ達に全て奪われてしまいました。(クラッシュアドベンチャー2の話)
しかし、今回の冒険でパワーストーンが手に入れば、再び世界征服の野望に近づけます。
大勢で探せば、パワーストーンも多く手に入る。コルテックスは、手下達をかき集めて、モーターワールドへ急ぎます。
クラッシュ達が駆けつけた時、ボン・クラッチは既に動けなくなっていました。
ボン・クラッチの忠実な部下であるパサディーナ・オポッサムは、深く悲しんでいます。
ボン・クラッチが動けなくなった以上、クラッシュ達の活躍に期待するしかありません。
パサディーナは、クラッシュ達に、これからしなければならない事を、分かりやすく説明してくれました。
話によると、どうやらブラック・パワーダイヤを盗んだ犯人は、
『ボン・クラッチ モーターワールド』の5つのテーマエリアに、手掛かりとなるキーワードを残していったようです。
それが全て集まれば、犯人を追い詰めることができるハズ!
みんなで手分けすれば、仕事は早く片付きます。
そこで、『ミステリーアイランド』にはクラッシュ、『ハッピーエバーファースター』にはココ、
『ティラノサウルスレックス』にはクランチ、『トゥームタウン』にはパサディーナ、『アストロランド』にはコルテックスが、
それぞれ送り込まれることとなりました。
「キーワードは、エリアのボスが持っているわ。まずはステージでパワーストーンを集めて、
ボスステージへの扉を開けるのよ。ドローンが売っているアイテムも活用して。それじゃ、また後でね!」
パサディーナのその言葉と同時に、みんなはそれぞれの受け持ちのエリアへと走り出しました。
彼らは見事キーワードを完成させて、犯人の手掛かりをつかめるのか。
そして、ボン・クラッチの心臓、ブラック・パワーダイヤを見つけ出すことができるのでしょうか。
しかし、いったいダレが何のためにブラック・パワーダイヤを盗んだのでしょう?
以前にもブラック・パワーダイヤを盗み、騒動を引き起こしたアイツが、やっぱり犯人・・・?
それも冒険が進めば、明らかになるに違いありません。