オープニング
(悪の秘密基地にて、コルテックスとエヌ・トロピーが口論中)
違うっ!!なぜ分からんのだ、このトウヘンボク!つまり、ワシが言いたいのはだなぁ・・・
キミの考え方は、実にオールドね!これでは、いつまでトークしていても時間の無駄というものだ!
えぇい、やかましい!!いいから黙ってワシの言うとおりにせんかい!!
そんなプラン、失敗する事は目に見えているね!それよりもワタクシの考えた、もっとワンダフルな・・・
なぁ〜にがワンダフルなものか!貴様の計画なんぞ、クソくらえじゃ!
な、なんと下品な言葉づかい!ワタクシ、もうヘッドに来たね!!
やかましいっ!!貴様らの馬鹿げた言い争いを聞くのは、もうウンザリだ!!
どうでもいいから、さっさと世界征服の計画をまとめるのだ!!
しかし、ウカウカ様。こんな分からず屋がいては、計画も思うように進みません!
分からず屋は、キミのほうじゃないか!ワタクシのプランのほうが明らかに優れているというのに。
まったく・・・なぜ悪の科学者同士、協力して事に当たれんのだ!!
そんなにお互いが気に食わないのなら、貴様ら2人のうち、どちらが優れているか、戦って決着をつけたらどうだ!?
・・・なるほど、それは面白そうですな。
・・・ふむ。ホワイトとブラック、ハッキリさせようというワケね。
この勝負で負けたほうは、ワシの部下を即刻クビだ!!
ちょうどいい!出来の悪い部下がいなくなれば、世界征服計画も少しははかどる事だろう!
ところでバイザウェイ、対決の内容は、いかが致しますかな?
そうだな・・・貴様ら科学者はひ弱だから、マトモにやり合っても、お互いにブッ倒れるのがオチだ!
それぞれ手下を4人まで揃え、代理として戦わせるがよい!
さすがウカウカ様。実に素晴らしいアイディアですな!
よぉ〜し、覚悟しろよエヌ・トロピー!二度とワシに口答え出来ぬよう、コテンパンに叩きのめしてくれる!!
それはこちらのセリフね!今こそワタクシのブレインがナンバー1だと証明する時よ!
オープニング分岐・・・エヌ・トロピーチームの場合
・・・とは言ったものの、どうやってコルテックスよりパ〜フェクトな部下を揃えたらよいか。実にディフィカルトな問題ね。
それならば、このワタシにお任せを、エヌ・トロピー様!
アナタに拾われたご恩は一生忘れません!非力ながら、ワタシも協力させていただきますぞ!
エヌ・ブリオ!何か良いアイディアがあるとでも?
ア〜ヒャッヒャ!ご紹介致します。ワタシがかつて作り出した優秀な部下、リラ・ルーです!
まいどっ!エヌ・トロピーはん、損はさせまへんでぇ〜!
ワイの実力にかかれば、どんな相手でもチチョイっと始末してみせますさかい・・・。
ふむ・・・なかなかどうして、パワフルなアームにフット、そしてこのロングテイル、役に立ちそうね!
しかし、代表は全部で4人・・・あと3人はどうしたものか・・・おぉ、そうだ!我ながらグッドなアイディアをひらめいたね!
(場面が変わり、ビーチでくつろぐクラッシュたち)
グォ〜・・・スピィ〜・・・グォ〜・・・スピィ〜・・・。(昼寝中)
ん〜・・・最近はコルテックスも現れないし、平和でいいわねぇ〜。(パソコン中)
甘いぜ、ココ!ヤツらは、いつまた悪事を仕出かすか分からねぇ!油断するなよ!(腕立て中)
シュパッ!ズオオオォォォ・・・
(突如、空中にウズウズが発生し、3人を吸い込もうとする)
うおっ!?なんだこりゃあ!!
ちょっと、またなのぉ〜!?
ふえっ?・・・ありゃ、ありゃりゃ〜っ!!
クッ・・・だめだ、吸い込まれるぅ〜!!
アクアク、助けてぇ〜!!キャア〜〜〜!!
シュゴオオオォォォ・・・シュパッ!
(あっという間に3人は吸い込まれ、辺りはシーンと静まり返る)
なんじゃなんじゃ、なんの騒ぎじゃ!?・・・んおっ!?あやつら、どこへ行きおった!?
クラーッシュ!!ココぉー!!クランチぃー!!どこじゃ〜!?一体何が起こったというのじゃ!?
(場面が変わり、エヌ・トロピーの秘密基地)
オーケー、バンディクーどもをキャッチしたようね!カモ〜ン、エブリバディ!
わあぁぁ!!
きゃうっ!!
ぐえっ!!
ドサドサドサッ!!
(ウズウズから飛び出してきた3人が、その場に倒れ込む)
イテテテ・・・ったく、なんだってんだよ!
エヌ・トランスよ、今がチャンスね!ヤツらに催眠術を!
かしこまりましたランス!
ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる〜〜〜
し、しまった!さ、催眠・・・術・・・だ・・・。
そん・・・な・・・やめ・・・てぇ・・・。
あわわわ・・・ぐ〜りゅ〜ぐ〜りゅ〜・・・。
オレの催眠術はパワーアップ。ちょっとやそっとのことじゃ、解けることはないランス!
ふっふっふ・・・ナイスな働きね、エヌ・トランス。
さぁて、バンディクーの諸君。ワタクシのために、コルテックスとその手下たちをノックアウトするのよ!
お任せ下さい、エヌ・トロピー様!
誰が本当の世界の支配者か、教えてやりましょう!
ニッヒッヒッヒィ〜。
オープニング分岐・・・コルテックスチームの場合
あの高慢ちき野郎、今に見ておれぇ〜!?ワシを怒らせたらどうなるか、思い知らせてくれる!
しかしコルテックス殿、代表となる4人の部下は、どうなさるおつもりで?
うむ・・・それが何より重要だ!まぁ、とりあえずタイニーとディンゴは決定でよかろう。
残りの2人は、今回の戦いのために、新たに1から作り出すのだ!エヌ・ジン、ニーナ、力を貸してくれぃ!
もちろんです!コルテックス殿のためなら、いかなる苦労も厭いませぬぞ!
〜♪
(コルテックスたちが何やら作業している様子が早送りで流れる)
よし、準備完了じゃ!あとは、このマシーンにパワーを注入すれば・・・
いよいよ運命の時ですな!
・・・・・・ゴクリ。
それでは・・・スイッチ、オォーーーン!!
バリバリバリバリバリバリ!!ドッシャーーーーーーン!!
(凄まじい衝撃で、吹っ飛ばされるコルテックス)
のわっ!!
ふしゅうううぅぅぅ・・・
(ゆっくりとマシーンの扉が開き、2体の不気味なシルエットが現れる)
ふっふっふっ・・・はっはっはっはっは!!出来たぞぉ〜!!ワシの最新作が、ついに完成じゃあ〜!!
ハハハハハ!!ハハハハハ!!
ア゛ハッ、ア゛ハッ、ア゛ハハハッ!!
(場面が変わり、ゲームで遊んでいるタイニーとディンゴ)
おい、お前たち!新たな仲間を紹介してやろう!
あん?
ウガ?
まずはコイツだ!ハリモグラのジャッキー!
くるくるくるくる・・・シュタッ!
(回転ジャンプで華麗に登場するジャッキー)
いや〜、どうもどうも。ボクちんはジャッキー!こんな素晴らしい方々を先輩に持って、光栄だじょー。
あ、肩こってないですか?よろしかったら揉んで差し上げるじょー。
なんだ、コイツは!オレっちに触んじゃねぇよ、うっとうしい!
そんなぁ〜。アニキったら、冷たいじょー。改造アニマル同士、仲良くしてほしいじょー。
ゴホン!そしてもう1人・・・タスマニアン・デビルのスウィーティだ!
(ダルそうに登場するスウィーティ)
はぁ?ナンデあたしが、こんな連中と仲良くしなくちゃいけないワケぇ〜?
意味ワカンナ〜イ・・・ってゆ〜か〜、正直チョーむさ苦しいんですケド〜。
ガッ!!
おい、なんだこのアマ!ケンカ売ってんのかぁ?
アゥ〜〜〜・・・。(目がハート型)
ん?どうした、タイニー?ふぬけたツラしやがって!
おやまぁ、これはひょっとすると・・・なんだか恋の予感がするじょー。
アオ〜〜〜ッ!!タイニーめろめろぉ〜・・・アタマ、どーにかなったみたい!!
ちょっと、近寄らないでくれる?誰か、このウザいヤツなんとかしなさいよ!
う〜む・・・こんな連中で大丈夫だろうか。イヤイヤ、ワシのやる事に決して間違いはない!
さぁ、お前たち!ワシの偉大なる頭脳を証明するために、あの生意気なエヌ・トロピーを叩き潰すのだ!!
オープニング合流地点
よし、どうやらそれぞれの代表が決まったようだな!
何っ!?そこにいるのは、憎きクラッシュとその一味ではないか!何故アイツらが・・・
そうか、さてはまた催眠術を使ったな?汚いぞ、エヌ・トロピー!!
ノン、ノン、ノン!それを言うならインテリゲンチアと言ってくれたまえ!これも立派な作戦の1つね!
そのとおりよ!エヌ・トロピー様は、アナタみたいな凡人とは考え方が違うの。
ちょっと、何?この女・・・いきなり出てきて利口ぶっちゃって、チョームカつく!
あら、誰よアナタ?そっちこそ、新顔のクセにずいぶんと態度が大きいわね。
まぁ、見るからにおバカさんだし、私の相手にはならないでしょうけど。
キィーッ!よくも言ったわね!?見てなさい、アンタなんかギッタギッタにしてやるから!
まぁまぁ、お2人さん落ち着いて。あ、申し遅れましたじょー。ボクちんはジャッキー。よろしくお願いするじょー。
ジャッキーン!!
(おじぎと同時にハリが逆立ち、クラッシュの顔に突き刺さる)
んぎゃおぉ〜〜〜っっっ!!
ハァッ!ハァッ!ハァッ!(ポーズを決める)うっしゃあ〜!!気合い入れて行くぜぇ〜!!
ガウ〜!!出たな、タイニーのコピーめ!!お前なんか、一瞬でひねり潰す!!
上等じゃねぇか!どっちのパワーが上か、決着をつけてやる!あとで吠え面かくなよぉ!?
ガルルルルル・・・!!
ったく、さっさと始めようぜ!こちとら暴れたくてウズウズしてんだぃ!
せや、せや!ワイはいつでも準備オーケーやでぇ〜!
ふん、まぁいい。クラッシュたちもブッ倒せば、まさに一石二鳥!これで世界はワシのものだ!のわっはっはっは!!
ではウカウカ様、正当なジャッジを、よろしくプリ〜ズ。
うむ、任せておけ!それでは 、始めるとしよう!「最強のワル決定戦」、開幕だぁ〜!!