クラッシュ・バンディクー 爆走!ニトロカート
Crash Nitro Kart
機種 | プレイステーション2、ゲームキューブ、ゲームボーイアドバンス |
ジャンル | レースゲーム |
発売元/開発元 | コナミ/バイカリアス・ビジョンズ |
発売日 | 2004年7月8日(PS2、GC版)、2004年8月26日(GBA版) |
【おはなし】
クラッシュと仲間たちは、タスマニアの我が家でのんびりと過ごしていた。
ところがある日、謎の光がクラッシュたちの家を包み、そのまま家ごと彼らをさらっていってしまう。
同じころ、コルテックス城でも異変が起きていた。
クラッシュたちの家をさらったのと同じ光が、コルテックス城を包み込み、
城の一部をもぎ取って行ってしまったのだ。
謎の光に家ごと連れ去られたクラッシュたちは、外に出てみてビックリ!
なんとそこは、大勢の観客エイリアンたちで賑わう、巨大なコロシアムの中だった。
キョトンとしながら辺りを見渡すと、同じく連れ去られたコルテックスたちの姿があった。
状況を全く把握できず戸惑う一同の前に、突然何者かのホログラムが現れる。
ベロ皇帝27世と名乗るその人物こそ、クラッシュたちを誘拐した張本人だった。
どうやらベロ皇帝は、クラッシュたちの地球での活躍を聞きつけ、彼らを気に入った様子。
宇宙の様々な惑星を舞台に行われる『ギャラクシーレース』に、無理やり参加させるつもりだ。
しかも「もしレースをしないのなら、地球をこなごなに破壊する」と脅してきた。
地球を破壊されるとなっては、クラッシュたちもレースを断るわけにはいかない。
しぶしぶベロ皇帝のワガママに付き合うことになるのであった。
果たしてクラッシュたちは、無事にレースを終え、地球に帰ることができるのか・・・!?
【内容】
『クラッシュ・バンディクーレーシング』の続編と言えるレース作品。
基本的な操作方法やゲームの進め方はレーシングの時といっしょだが、
いろいろな新システムが追加され、さらにパワーアップした内容となった。
おなじみ『おはなしモード』では、データ作成時にクラッシュチームかコルテックスチームを選択、
コースに挑む際は、チーム内の3人の中から好きなキャラを選んで走れるように。
ボス戦前等に流れるムービーはとても綺麗で面白く、一度見ればコレクションされるオマケ機能付き。
注目の新システム『チームフィーバー』は、チームメイトの近くで走るとゲージがたまり、
ゲージが満タンになることで、一定時間アイテムが使い放題になる・・・というもの。
これを上手く使えば、一発逆転も可能。レースをさらに盛り上げてくれる。
その他『タイムトライアル』や多人数レース・バトルなど、ゲームモードも大充実。
『つくろう!アリーナ』で自分だけのオリジナルアリーナを作り、対戦することもできる。
ゲームキューブ版は、アドバンスと繋ぐことで『クラッシュパーティー』というミニゲームも遊べる。
ゲームモード キャラクター 操作方法・テクニック コース アイテム
【ウォンバットの評価】
傑作『レーシング』の続編ということもあり、今回はかなり期待していた。
プレイしてみると、期待を裏切らない内容で、久々にハマる。
『おはなしモード』で見られるムービーがなかなか面白い。
しかも、クラッシュチームとコルテックスチームでムービーが違うから、長く楽しめる。
ロード中にはいろんな挿絵が見られるし、待ち時間もさほど気にならない。
『レーシング』に比べるとコース数がちょっと少ないけど、
どのコースもバラエティーに富んでいて楽しいし、これぐらいでも十分だと思う。
あの重力を無視したコースが新発想で面白い。今回の最大のウリと言えるんじゃなかろうか。
気になったのは、声優が大幅に変更されていたこと。
タイニー、ディンゴ、トロピー、オキサイド、ポーラ、プーラ・・・こんなに変わるとは。
でも、こちらはこちらで結構合っていたので、まぁ良しとしよう。(?)
かなり面白いけど、やっぱり『レーシング』の完成度の高さにはかなわないかな。