第28回 ゲスト:リトル・ノームさん、ビッグ・ノームさん
さあ、絶好調の『ニトロカート・キャラクタースペシャル』。
今回のゲストは、リトル・ノームさんとビッグ・ノームさんのお二人です。
おう、よろしくな! オイラがビッグ・ノームだ!でもってコイツが相棒のリトル・ノームだ!
・・・・・・・・・。(読書中)
おい、相棒。挨拶ぐらい、ちゃんとしたらどうだ?
・・・・・・・・・。(読書中)
ははは、リトルさんは本が お好きなんですねぇ。
すまねぇな。なんせ相棒は人見知りが激しいもんで、恥ずかしがってるんだ。
まぁ今日は相棒の分もオイラが相手すっから、それで許してくれや。
わかりました。ところで、リトルさんとビッグさんは元々は「ノーム」さん1人なわけでして、
「ノーム」さんが分裂することによって、リトルさんとビッグさんの2人になるんですよね?
そうだよ。まぁ言ってみりゃ 、オイラ達は一心同体。
普段は合体したままで行動してるけど、レースでは2人に分かれて試合展開を有利に運ぶ。
その時の状況によって、合体と分裂を使い分けてるんだ。
ほぉ〜、便利ですねぇ〜。
私もノームさんのように分裂する能力をさずかりたいものです。
リトル・ウォンバット、ビッグ・ウォンバットとか言ったりしてね。
で、面倒な事は全部ビッグにやらせて、リトルのほうはの〜んびりお昼寝・・・とか。
おいおい、そう思い通りに行くもんじゃないぜ。
片方にだってちゃんと意思はあるんだ!時にはケンカすることだってある!
はぁ、そうですか。世の中そうウマく行かないもんなんですね。
・・・・・・・・・。(読書中)
しかしまぁ、さっきからリトルさんは熱心に本を読まれてますねぇ。
私達が話していることなど、お構いなしといった感じです。
おい、少しは 話に参加しろよ、相棒!
・・・・・・・・・。(読書中)
だめだ、こりゃ。コイツは本を読んでる時は何言ってもムダなんだ。
あのぉ、気になるんですが、いったい何の本をそんなに真剣に読まれているんですか?
ちょっと失礼して拝見をば・・・。
・・・・・・・・・。
サッ!(よけた)
はれっ?
・・・・・・・・・。(読書中)
コイツは読書の邪魔をされるのが一番嫌いなんだよ。
う〜ん・・・身のこなしが意外と素早いのに驚きました。
ますます何の本を読まれているのか気になりますねぇ。ビッグさんはご存知なんですか?
いや、ちらっと見たことはあるが、難しすぎて何が書いてあんのか、サッパリわからねぇ。
まったくコイツの読書好きには、ついていけねーよ。
相棒の書斎にゃあ、ざっと5000冊以上の本がズラリと並んでるんだが、
見てるだけで、こっちが目ぇ回っちまいそうさ。
5000冊!!!!!すげぇ・・・。しかも、それ全部がそんなに難しい本だなんて・・・。
私なんか持っている本の大半はマンガと攻略本が占めてますよ。見習いたいです。
ところで、ノームさんはフェノミナのチャンピオン・レーサーでございますよね?
おう、そうだぜ!
それだけ本が好きなら、一日のほとんどの時間を読書に費やしているでしょうに・・・
それなのに、よくチャンピオンになるほどのレースの実力まで兼ね備えているものですね。
まさに文武両道というか、才能に長けてらっしゃいます。
ん〜・・・まぁ、相棒は基本的には読書にしか興味ねぇんだけどな、
なぜかレースとなると、めちゃくちゃ速ぇんだよ。
レースと読書では、どっちが好きなんですか?
そりゃ読書だろな。コイツにとっちゃ、レースなんてのは二の次なんだよ。
フェノミナのチャンピオン・レーサーにゃあ、気づかねぇ内になっちゃってたみてーだ。
ほぉ〜〜〜、実に謎の多い方です。
・・・・・・・・・。(読書中)
それにしてもリトルさんは口数が少ないというか、ダンマリ屋ですよね〜。
彼が何か物を言う場面を見たことがありません。
そーなんだよ。ま、その代わり オイラがこうして仲介役をしているんだが、
コイツだって全く喋らねぇわけじゃねーんだぜ?
ちょっとした弾みで声を漏らしちまうことがあるんだ。例えば・・・まぁ、見てろよ。
こちょこちょ、こちょこちょ
・・・・・・・・・ぶふっ。
な!な!聞いたろ、今の!?
は、はい。まぁ、今のは声というか、息というか・・・。
ほれほれ、そんなら、これでどうだ!!?
こちょぐり、こちょぐり、こちょぐりこ、
こちょこちょぐりぐり、こちょぐりこ〜〜〜〜〜!!!
・・・ふ・・・ふひ・・・は ぁ〜〜〜っはっはっは!!あ〜〜〜っはっはっは!!
やめろ、このボケエェッッ!!!!!読書の邪魔だっつってんじゃ、ゴルアァッッ!!!!!
ええええぇぇぇぇ〜〜〜〜っっっっ!!!!????