エヌ・トロピーのストーリー

エヌ・トロピーには、戦闘に向いた部下が、ハッキリ言って少なかった。

洗脳動物たちは、ほとんどがコルテックスの手によって作られているため、彼の味方なのである。

困っているエヌ・トロピーに力を貸したのは、ニトラス・ブリオだった。

(彼がなぜここに登場するのか?それには色々な事情があるらしい・・・)

ブリオは、自分がかつて作り出したモンスター、リラ・ルーをエヌ・トロピーに紹介する。

お調子者のリラ・ルーは、すぐにエヌ・トロピーに服従。「エエ仕事しまっせぇ〜!」と、ノリノリだ。

まずは、これで1人、代表が決まった。

あと3人、誰を選ぼうか考えているエヌ・トロピーに、いいアイディアが浮かんだ。

そう、クラッシュたちだ!

以前のようにクラッシュたちに催眠術をかけ、自分の手下にしてしまえば、これは強力な助っ人になる!

さっそくエヌ・トロピーは、部下たちに秘密兵器「なんでも吸い込みマシーン」を用意させた。

エヌ・トロピーがマシーンを作動させると、のんびり日光浴を楽しんでいたクラッシュたちの前に、謎のウズウズが出現。

あっという間にクラッシュ、ココ、クランチの3人は、ウズウズに吸い込まれてしまう。

悲鳴を聞いたアクアクが駆けつけた時、ビーチからはみんなの姿もウズウズも、消えて無くなっていた。

クラッシュたちが気づくと、そこはエヌ・トロピーの秘密基地。

そして彼らの目の前には、ニヤリと笑うエヌ・トロピーと数名の部下たちの姿があった。

抵抗する間もなく、クラッシュたちはエヌ・トロピーの部下の1人、エヌ・トランスの催眠術にかけられてしまう。

「オレの催眠術はパワーアップ。ちょっとやそっとのことじゃ、解けることはないランス!」

エヌ・トランスの働きに、エヌ・トロピーはたいそう喜んだ。

これで、クラッシュ、ココ、クランチの3人に、リラ・ルーを合わせて、代表はちょうど4人!

エヌ・トロピーは自信に満ちた表情で、悪の手先となったクラッシュたちと共に、戦いの舞台へと向かった。

 

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