CRASH MIND OVER MUTANT(日本未発売)
ウォンバット的評価
※ここではPSP版を中心に評価しています。
【ストーリー】
相変わらず、キャラが何を喋っているのかサッパリ分からない。(もっと英語を勉強しろ)
でも、ブリオが久しぶりに活躍したり、
後半で「えぇっ!?」と思わせる展開があったり・・・と、
決してつまらないストーリーではなかったと思う。
今回、ムービーがすべてアニメーション(3Dではなく2D)で描かれているのも、意外性があって面白かった。
しかも、各ムービーごとに絵のタッチが違うのが笑えた。
アメコミ風だったり、劇画風だったり、切り絵風だったり・・・(たぶん、それぞれが何かのパロディーなんだと思う)
今回、開発陣はかなり遊んでるなぁと思った。
【キャラクター】
なんと言っても、ブリオが復活してくれたのが、今回一番嬉しかった。
『5』では、ほんのチョイ役でセリフも皆無だったけど、
今回は出番が“割と多め”で、セリフも“それなり”に用意されている。
キャラデザインも、それほど大きな変化はなかったので安心した。(変わった所といえば、服装ぐらいだろうか?)
ただ、その他のキャラクターは『タイタンズ』と同じで、相変わらず馴染みにくい。
アクアクは妙にリアルだし、ウカウカもドクロ仮面のまんま。
ただし、一部『タイタンズ』よりは幾分マシと思えるキャラもいた。(クランチ等)
ココは今回センター分けだが、これはこれで可愛いなぁと思った。(やや釣り目気味なのが気になったが)
【音楽】
『タイタンズ』と同じような感じだが、前作に比べてノリのいい曲が多かったような気もしないではない。
ちなみに、DS版は一度エンディングを見ると、タイトル画面に「ボーナス」という新項目が追加され、
ここから「アートギャラリー」と「サウンドテスト」の2つのモードに行けるようになる。
「サウンドテスト」は、文字通りゲーム中の曲や効果音を自由に試聴できる・・・という便利なもの。
敵キャラやトラップに邪魔されることなく、自分の好きな曲をじっくりと鑑賞できるので、音楽好きにはかなり嬉しい。
(ちなみに「アートギャラリー」のほうはゲームの設定資料が見られる)
【システム】
『タイタンズ』との大きな違いは、ステージ選択画面が存在しないということ。
行きたい場所へ行くには、『5』の時みたいに、長〜い道のりを歩いて行かなければならないので、
面倒臭がりな人には少々きついゲームかもしれない。
一方、DS版には今までどおりステージ選択画面(『クラッシュ1』によく似たマップ形式)が用意されている。
ボタン1つでステージの出入りが自由なので、サクサク進められる。
遊びやすさで言ったら確実にDS版が上だが、
本格的な冒険気分を味わうならPSP版・・・といった感じだろうか。
さらに、もう1つ『タイタンズ』との決定的な違いは、
好きな敵(ボスクラスの敵を除く)を、好きなステージに連れて行くことができるということ。
ステージの構造によっては敵と離れざるを得ない場合もあるが、基本的には常に行動を共にすることができる。
これにより、前作よりも幅広い遊び方ができるようになった。
今回は「Mojo」を集めることでミュータントをレベルアップさせることもできるので、
自分の好きなミュータントを見つけて、ペット感覚で育てていく・・・という遊び方も、面白いかもしれない。
【やり込み度】
「ステージの箱を全部壊す」という、おなじみのチャレンジは無くなってしまったが、
隠しアイテム、ミニゲーム等が豊富に用意されていて、遊び応えは十分。
また、PSP版には、ストーリー・ミッション(エンディングを見るためにはクリアが欠かせないミッション)の他に、
オプショナル・ミッション(チャレンジの有無が自由なミッション)がたくさん用意されており、
1周目クリア後も、まだまだ遊べる。
DS版は、PSP版に比べるとやり込み要素は少ない気がするが、ステージ数自体が50以上とかなり多めだし、
隠しコスチュームやミニゲームの個性の豊かさは、PSP版に引けを取らない。
【声優】
?????
『タイタンズ』同様、吹き替えがされていないため、評価は不可能。
でも、もし日本で発売されるなら、声優陣はSCE時代の方々に戻してもらいたい。(いつも同じこと言ってるなぁ・・・)
ブリオも久々に喋りまくっている事だし、
この機会に「エヌ・ジン:中田和宏さん」「ブリオ:小形満さん」という風に、
キャスティングを元に戻されてはどうだろう?(誰に言ってる)
まぁ、それ以前に『ミュータント』が日本で発売されること自体が、夢のまた夢だけど。
『ミュータント』は『タイタンズ』の続編だから、『タイタンズ』が発売されない限りは『ミュータント』の発売も有り得ないし。