CRASH MIND OVER MUTANT(日本未発売)
クラッシュ・マインド・オーバー・ミュータント
機種 | PS2、PSP、Xbox360、Wii、DS |
ジャンル | アクションゲーム |
開発元 | ラディカル・エンターテイメント(PS2、PSP、Xbox360、Wii版) . トーセ(DS版) |
発売日(アメリカ) | 2008年10月 |
※PSP版、DS版は日本の本体でプレイ可能
【おはなし】
コルテックスとブリオが、再び手を組んだ。
2人は新発明の「洗脳ヘルメット」を使って世界中の人々を洗脳し、自分達の手下にするつもりらしい。
しかもこのヘルメット、かぶった者を洗脳するだけでなく、怪物化させるという、とんでもない代物。
さっそく大量生産されたヘルメットは、
コルテックス達(バレバレ変装)の怪しいテレビショッピングによって、世界中に売りさばかれた。
不運にもヘルメットを購入してしまったココとクランチは、
ヘルメットの力で怪物化し、クラッシュに襲い掛かってきた。
どうにかココを正気に戻したクラッシュだったが、クランチはヘルメットをかぶったまま逃走。
クランチを助けるためにも、世界の危機を救うためにも、クラッシュは、またまた冒険に出発するのだった!
【内容】
『クラッシュ・オブ・ザ・タイタンズ』の続編。(つまり、日本で言う『クラッシュ7』?)
基本的なシステムは『タイタンズ』と同じで、気絶させた敵を乗っ取る「ジャック」アクションが、今作でも重要となる。
前作でタイタンズと呼ばれていた巨大な敵キャラ達は、今作ではミュータントと呼ばれ、
使えるアクション・必殺技などがパワーアップ!
もちろん、前作には登場しなかった新たな敵キャラも続々登場する。
内容はPSP版(他)とDS版で大きく異なり、
PSP版は本格的な3Dアクション、DS版は2D(横スクロール)アクションが中心となっている。
また、PSP版は今回「ミッション制」が特徴で、ステージ選択画面は存在しない。
ステージは『5』の時のように、すべて繋がっており、
1つの広大な世界をあちこち歩き回りながら、与えられたミッションを順番に攻略していく・・・という内容。
(一方、DS版には今までどおり、ステージ選択画面が存在する)
また、PSP版・DS版の両方に、前作には無かった「ミュータントの持ち運び」システムが追加された。
これは、不思議な光球の中に一時的にミュータントを保存できる・・・というもので、
好きなミュータントを好きなステージに連れて行くことができる。
(PSP版では、ミュータントを保存した状態で新たなミュータントを乗っ取れば、一度に2匹のミュータントを連れ歩くことも可能)
さらに、今回はクラッシュだけでなく、ミュータントまでもが「Mojo」の力でパワーアップする。
隠しコスチューム、ミニゲーム等のオマケ要素も満載。プレイヤー次第で様々な楽しみ方が出来るようになっている。
【ウォンバットの評価】
例によってPSP版、DS版の2つを購入。
どっちのほうが面白かったか・・・と言うと、まぁ、どっちもどっち・・・という感じ。
(どちらにも良い点・悪い点が平等に存在するので)
まず、PSP版は「ミッション制」という、これまでにない制度(『がっちゃんこ』に少しあったけど)が新鮮だった。
ゴールまでたどり着けばOKという、これまでのシンプルなルールとは違い、
ミッションによって果たさなければならない目的が違うので(決まった数のアイテムを集めたり、敵軍団とのバトルに勝利したり)、
最初は戸惑うけど、その分、解決できた時の喜びは大きく、慣れてくると結構楽しい。
ただ、ステージ選択画面が無いので、移動はかなり面倒。
行きたい場所へすぐに行けない“もどかしさ”に加え、ロード時間も異常に長いので、
気が短い人にはかなり厳しいゲームだなぁと思う。
一方、DS版にはこれまでどおり、ステージ選択画面が存在するので(ロード時間もほぼ皆無)、快適にプレイできる。
DS版のミュータントの種類は5〜6体と少なめだが、前作には無かった「進化」システムのおかげで、
新たな楽しみ方ができるようになった。
ただ、クラッシュ以外のキャラ(ココ、クランチ他)が、ほとんど活躍しないのが残念。
ボスキャラも、ミュータントの単なる巨大化バージョンという感じで、手抜き感が否めない。
上記の理由から、ストーリー・キャラ・斬新さ重視の人にはPSP版、遊びやすさ重視の人にはDS版をオススメしたい。