CRASH OF THE TITANS(日本未発売)
ウォンバット的評価
※ここではPSP版を中心に評価しています。
【ストーリー】
全部英語だからストーリーもなんとな〜くしか分からないけど、
キャラのやり取りが面白くて、自然と引き込まれてしまう。
特に、中盤でニーナが登場してからの展開が面白い。
あと、最近は新キャラを登場させる事で無理やりストーリーを作ってる感が強いけど、
今回はあえて敵はコルテックス一味に絞っている所がイイ。
やっぱり「クラッシュVSコルテックス」の純粋な戦いも、たまには楽しみたいし。
【キャラクター】
とにかくキャラデザインが変わりすぎていて、終始ため息の連続。
特にアクアク、ウカウカ、タイニーの3人は、以前の面影が全く無い。もはや別のキャラと化している。
『がっちゃんこ』でエヌ・ジンの体色が変わったりしたけど、あんなの問題じゃない。
アクウカ兄弟は見た目は変わっても性格は一緒(?)だからまだいいけど、
タイニーなんか見た目も性格も別人。何?あの軽〜い喋り方。変に知的キャラみたいになっているし。
あの、バカで短気で「ガオー!!」なタイニーは、どこへ行ってしまったのだろう。
本当にもう、イメージチェンジどころの問題じゃなくなって来てる。
今までは何とか我慢できたけど、今回ばかりはさすがの自分も失望した。
ただ、唯一ニーナは良かった。彼女の小悪魔っぷりは一見の価値アリなので、興味がある人は是非。
【音楽】
PSP版とDS版では、収録されてる曲も全然違う。
個人的にはDS版のほうが、クラッシュらしいノリのいい曲が多かったように思う。
結構印象にも残っているし。
PSP版の曲は、どういうワケかあまり記憶に残らない。
『5』や『がっちゃんこ』を受け継いで、アカペラ風(?)にしたら良かったんじゃないかなぁ・・・とも思う。
【システム】
「ステージ選択画面」が用意されているので、移動はとっても楽。
これなら『5』の時みたいに、面倒なステージ経由をしなくても済む。
セーブもステージクリアごとに出来るから、やめたいのにやめられなくて困る・・・という事も無い。(ハズ)
クラッシュの技は、最初はパンチとキックぐらいしか使えないが、
ゲームを進めると色々な新技を覚えていくので(おなじみのスピンアタックも登場)、
アクション上級者でも飽きることなく遊べる。
今回、最大の特徴である「ジャック」(敵を乗っ取る)アクションについては賛否両論ありそうだが、
個人的には、こういう新しい試みも面白いな〜と思う。
特にDS版は、そういった新しい要素を取り入れながらも、
今までの伝統(例えばステージの箱を全部壊すチャレンジ等)を残しているから、満足度も高かった。
【やり込み度】
PSP版は、ステージをクリアするごとに、プレイヤーの腕前が3段階で評価される仕組み。
「ステージ内で決まった数の敵を倒す」「3つのスパイ衛星を破壊する」「決まった数のコンボ(連続攻撃)を決める」
この内、3つの条件を全てクリアすれば金、2つなら銀、1つ以下なら銅ランクとなる。
全20ステージで金を取るのは至難の技なので、やり込み派も納得の内容だと思う。
その他にも、「Mojoルーム」という神秘的な空間で行われるボーナスチャレンジをクリアしたり、
同じ種類の敵を何回か乗っ取る(または倒す)ことで入手できる特別なアイテム等も存在するので、長〜く楽しめる。
一方、DS版はステージ数は少なめだが、1つのステージで入手できるダイヤは、なんと4つもある。
「ステージ内の箱を全部壊す」「ステージ内で決まった数のMojoを集める」
「チキ・マスクと呼ばれる仮面を全部集める」「タッチペンを使った特別なイベントをクリアする」
これだけのチャレンジが用意されていれば、ステージ数の少なさはさほど気にならない。
また、PSP版もDS版も、これまで通り「達成率」が表示されるので、自分がどの程度やり込んでいるのかが一目で分かる。
頑張ってクリアした後で達成率の上昇を確認すれば、次のヤル気に繋がる・・・かも。
【声優】
?????
海外版だから、吹き替えも何もされていない。よって、評価のしようがありません。
(・・・っていうか、なんで「声優」が評価の基準に入ってるんだ)
ただ、キャラは海外の声優さんの声で喋りまくるので、これを日本の声優さんが吹き替えたら、相当面白いだろうな〜と思う。
個人的には、昔(SCE時代)の声優さんに吹き替えしてもらいたい。
クラッシュは山口勝平さん、ココは池澤春菜さん、コルテックスは飯塚昭三さん・・・etc。
ちなみにSCE時代に出ていなかったキャラについては、「勝手にキャスティングのコーナー」で挙げている声優さんが理想。