クラッシュ・バンディクーフェスティバル

ウォンバット的評価

 

【ストーリー】

いかにも「日本人が考えそうなストーリー」って感じがする。

まぁ、誰でも思いつきそうって言えば誰でも思いつきそうな話。(何様だ)

『スーパービッグ・パワーストーン』という、突然の最強アイテムの登場は、かなり都合が良すぎ。

だが、ステージごとの目的に合わせて、ストーリーをうまい具合に展開させている。

キャラによってオープニングとエンディングだけでも変化したりすれば、もっと面白かった。

 

【キャラクター】

メインキャラはクラッシュ、ココ、クランチ、コルテックス、プーラ、ピンストライプ、タウナ、ニセクラの8人。

ピンストライプとタウナの参戦は、古いキャラ好きの自分にはかなり嬉しい。

特にタウナがプレイヤーキャラとして操れるようになる日が来ようとは・・・。

これは個人的な意見だが、ニセクラを入れる余裕があるなら、

もう1人ぐらい懐かしのキャラを入れてほしかった。コモド・ジョー辺りを。

ニセクラって結局、型はクラッシュだから、制作を進める上では楽できるキャラなんだろうけど。

その他には、『おかげでクイズ』というミニゲーム(シルエットクイズみたいなもの)にのみ、

ポーラ、エヌ・ジン、エヌ・トロピー、タイニータイガーがゲスト出演。

ただしマネキンのように固まっており、微動だにしない状態での出演である。(ポーズは色々あり)

アクアクは今回サポートキャラとして立派な役目を果たしているけど、

コルテックスら悪役のサポートキャラは、やっぱりウカウカであってほしかった。

ウカウカは一応『ウカウカのブロマイド』『ウカウカの骨』など、アイテムの一部に登場しているけど。

 

【音楽】

悪くはないけど、もうちょっとクラッシュらしさを出してほしかった気がする。

携帯ゲーム機だから余計に物足りなく感じるのかも。

もし大型のゲーム機で国産のクラッシュが出るとしたら、音楽にももっと力を入れてほしい。

 

【システム】

アイテムを駆使しながらボードマップ内を歩き回るのが楽しい。

でも、ミニゲームがマップごとに決まったものしか出ないのは、ちょっと飽きる。

せっかく40種類もミニゲームがあるなら、ランダムに色んなのが出たほうが面白いと思うのだが・・・。

モーションパネルはCP相手に送っても何の反応もないから、ハッキリ言って1人では無意味。

そのくせCPはこちらにポンポン送ってきてムカつく。(そこが楽しいんだけど)

ミニゲームはほとんどがタッチペンを使うもので、一部にはマイクを使って遊ぶゲームもある。

画面にペンで描き込んだり、マイクにフーッと息を吹きかけながら遊ぶ感覚は、これまでにない楽しさ。

だが、総合評価にも書いたように、バグが多いのは今回かなり深刻な問題。

自分だけ・・・なんて事はないと思う・・・たぶん。(全国的だったら、もっと問題だけど)

プレイの快適性というのはゲームを作る上ではかなり重要なポイントであるはず。

今作の開発元さんには、そこんところ、もうちょっとしっかりチェックしてもらいたかった。

 

【やり込み度】

『マイルーム』では『アドベンチャーモード』でプレイしたミニゲームを自由に遊べるようになるが、

『アドベンチャーモード』を繰り返し遊ばないと、全部のミニゲームのロックを解除する事はできない。

それと同時に、キャラクターのコスチュームを徐々に増やしていくのも楽しい。

コスチュームは全部で20種類あって、ショップでポイントと引き換えに購入する事が可能。

全コスチュームを揃えれば、キャラのちょっとしたファッションショーが楽しめる。

ただ、セーブデータが2つまでしか作れないため、他のキャラクターで遊びたい場合には、

どちらか一方のデータを消さなければならなくなる。

だから、どーしても「いつでも好きなキャラで遊びたい!」って人は、本ソフトを4つ買おう。

そうすれば、1本のソフトに2キャラ分のデータが保存できて、2×4の、ちょうど8キャラ分!

これで、大切なデータを消さなくて済むから、安心だね!(冗談です・・・本気にしないで下さい)

 

【声優】

オール変更でございます。ついにコルテックスまでもが犠牲に。

まぁね・・・中途半端に残すより、これぐらい思い切ってくれたほうが、マシかもしれないね。

声優さんは例によって全員同じプロダクションに所属。(発売当時)

正直、誰ひとりとして知ってる人がいない。唯一、谷井あすかさんだけ名前を見たような記憶がある程度。

そりゃまぁ知名度の問題ではありません、ハイ。大事なのは魂です。(?)

新しい声は皆それほど違和感はない。できるだけ前の声に近い人を選んでいるようだ。

今回はキャラ1人のセリフも『カーニバル』並みに少ない。

これだけセリフが少なけりゃあ、大物さんを使うのも無理があるなぁ・・・と納得もできる。

だから、すべては次にでかいタイトルが出た時が勝負だ。その時、声優はどうなっているのか?

 

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