クラッシュ・バンディクーフェスティバル

Crash Boom Bang !

機種 ニンテンドーDS
ジャンル パーティーゲーム
発売元/開発元 ビベンディユニバーサルゲームズ/ディンプス
発売日 2006年7月20日

【おはなし】

大富豪のビスカント・デビルは、タスマニアのリゾート開発中、謎の地図を発見。

なんとその地図には、願い事が何でも1つだけかなうという、

『スーパービッグ・パワーストーン』のありかが記されていた。

スーパービッグ・パワーストーンは、その力が使われることのないまま、

超古代文明都市とともに消えてしまった伝説の宝石である。

思いがけない幸運に恵まれたビスカントは、何とかしてこの宝石を手に入れようと試みるが、

さすがに地図1枚では手掛かりが少なく、もう1歩のところで行き詰まってしまう。

どうしても宝石を諦めきれないビスカントは、最後の手段として

優勝賞金100000000ドルの『世界横断鉄人レース』を開催。

世界中から優秀な頭脳や体力を誇る者達を集め、うまく騙して宝石を探させようという寸法だ。

レースには我らが英雄クラッシュ(本当はココが招待されておりクラッシュはオマケ)、

悪人達の間ではちょっと名の知れたネオ・コルテックス、

コルテックスが作った優秀な(?)部下の1人であるピンストライプらが招待されていた。

なんの疑いもなくレースに参加した能天気なクラッシュと違い、

コルテックスは、このレースに隠された陰謀に薄々勘付いている模様。

かくして、なんでもありのレース大会は、ドタバタと幕を開けたのだった・・・!

 

【内容】

シリーズ10周年にして、初の国産タイトルとなった本作。

ゲーム中でのほとんどの操作をタッチペンで行うという、DSならではのプレイ方法が新しい。

タイトルからも『カーニバル』の続編という感じに見られがちだが、

同じパーティーゲームでも『カーニバル』と今回の『フェスティバル』は全くの別物と言える。

『カーニバル』には7タイプのミニゲームがあり、それをひたすら遊び尽くすというスタイルだったが、

『フェスティバル』では、すごろく風にサイコロを振ってマップを移動し、

止まったマスの種類によってアイテムがもらえたり、ミニゲームやイベントが発生したりする。

つまり、メインはマップ移動で、その間にミニゲームでの対決が挟まれる感じである。

そのため『カーニバル』ほどミニゲーム1つ1つに深みはないものの、

数ではこちらが勝っており、逆に言えば誰でも手軽に遊べるとっつきやすさが魅力。

主なゲームモードは、ストーリーに沿ってマップをクリアしていく1人用の『アドベンチャーモード』、

最大4人で好きなマップを遊べる『フェスティバルモード』、

集めたミニゲームのフリープレイや、モーションパネルをじっくり作成できる『マイルーム』の3つ。

このモーションパネルとは、自分で作ったメッセージを、対戦相手にいつでも簡単に送る事ができるという優れもの。

しかも、「ふきだし」「顔アイコン」「効果音」などを自由にカスタマイズでき、

使用目的も、ライバルの視界を邪魔したり、チームを組んでヒントを出し合ったり・・・と様々。

使いこなせば、友達との対戦がさらに盛り上がること間違いなし!

ゲームモード キャラクター ステージ・ミニゲーム マス・アイテム

 

【ウォンバットの評価】

ついにクラッシュが日本で作られる日がやって来たぞー!嬉しいー!

これは、日本でのクラッシュ人気を盛り返すチャンスだ。(?)

今後も日本ならではのアイディアを盛り込んだクラッシュのゲームを、どんどん作っていってほしい。

それはともかく、『フェスティバル』の感想・・・。

今回、キャラクターは明らかに日本人ウケしやすい顔をしている。

クラッシュはもちろん、コルテックスも、ココちゃんも。(ココちゃんなんか萌え度が急上昇)

海外の人達にはちょっと変に見えるかもしれないけど、そこはお互い様かな。

タッチペンでの操作は、慣れるまでは戸惑うけど、慣れるとサクサク進められて気持ち良い。

ミニゲームも、とにかく色んな物の詰め合わせという感じで楽しい。

でも、今回セーブデータが2つまでしか作れないのは気になった。せめて4つは欲しい。

データを作る際に自分が使用するキャラクターを選ぶんだけど、

1回選んじゃったら、どのモードでもそのキャラしか使うことができない(CPキャラも常に決まっている)ので、

好きな時に好きなキャラで遊ぶことができない。これは自分的に大きなマイナスポイント。

やっぱりキャラを次々に変更しながら遊べる自由なモードも必要だと思う。

あと、自分だけかも知れないが、バグが頻繁に起きる。それも同じ所で。

なんか、第5ステージでショッピングの直後、ライバルの「りんごポイント」が有り得ない数になって、

そのままフリーズする事がしばしば。これ、ゲームとしては致命的でしょ。

これだけはマジでどーにかしてほしいと思った。自分が勝ってる時にフリーズすると、一気にやる気が失せる。

今回のウリらしいモーションパネルは、自分みたいな1人で遊ぶだけの人には正直むなしいシステム。

まぁ、総合的に見ると日本初のクラッシュゲームとしては、まぁまぁの出だしだと思う。

次は是非テレビの大画面でプレイできる、でっかいタイトルを! (そして、できれば声優を元に戻してほしい)

 

 

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