クラッシュ・バンディクー がっちゃんこワールド
Crash Tag Team Racing
機種 | プレイステーション2、PSP、ゲームキューブ |
ジャンル | アクション+レース |
発売元/開発元 | ビベンディユニバーサルゲームズ/ラディカル・エンターテイメント |
発売日 | 2005年12月1日(3機種同時発売) |
【おはなし】
ヘンテコなアトラクションがいっぱいのテーマパーク『ボン・クラッチ モーターワールド』。
このパークのオーナー、エベニーザー・ボン・クラッチは、
パークにやって来たお客さんが困るのを見て楽しむのが趣味という変わり者。
ある日、ボン・クラッチの命の源である『ブラック・パワーダイヤ』が、何者かの手によって盗まれてしまった。
ボン・クラッチはブラック・パワーダイヤが胸からなくなると徐々に力を失い、
ついには動けなくなってしまうのだ。
さらに、パークのエネルギー源である『パワーダイヤ』も、すべて消えてしまった。
困り果てたボン・クラッチは、パークの権利をかけた争奪戦を開催する。
この争奪戦で、出場者たちにブラック・パワーダイヤとパワーダイヤを探し出してもらおうという計画だ。
その頃クラッシュは、クランチ、ココとドライブ中に、コルテックス一味と遭遇。
クラッシュへの復讐に燃える彼らにしつこく追いまわされていた。
激しいカーチェイスの末にクラッシュとコルテックスたちがやって来たのは、
まさに今から争奪戦が行われようとしているモーターワールドの入り口だった!
ボン・クラッチに話を聞いた一同は、成り行きで争奪戦に参加させられることに。
いったいどんなハチャメチャバトルになるのか!?そして、今回の事件の黒幕とは・・・?
【内容】
今までのクラッシュには大きく分けて『アクション』と『レース』の2種類があったが、
今作ではなんと、2つのジャンルががっちゃんこ(合体)してしまった!
アクションモードではクラッシュを操作して様々なミッションを攻略、
レースモードでは個性豊かな8人のキャラクターが大爆走する。
しかも、レースでは2台の車ががっちゃんこして1台の車になり、
前はドライバー、後ろはガンナーとなって、協力しながら走ることができる。
さらに8種類のミニゲームで遊べたり、
ゲーム進行に応じて車の種類やキャラクターの衣装を増やせたりと、
何度遊んでも飽きない欲張りなゲームになっている。
もちろん、マルチプレイにも対応しているので、1人でもみんなでも遊べる。
PS2版とPSP版をUSBケーブルで接続し、隠し要素を入手することも可能。
ゲームモード キャラクター アクション・レース時の操作 ステージ・コース アイテム・ムービー
【ウォンバットの評価】
これは、初プレイの時は驚いた。ハッキリ言って今までのクラッシュシリーズとは、かなり違う。
何が違うって、色んなとこが。また開発元が変わってるから、当然だけど。
まず、クラッシュの顔がゲーム内でも日本向けになってる!(4や5と比べてみよう)
これはクラッシュシリーズとしては画期的だ。この顔なら日本人にも親しみやすいから良い。
ただ、クラッシュがいよいよバカみたくなってる。
「みゅい〜ぉんにょおそばでゅ〜ん」とか、色々意味不明なことを喋る。
クラッシュシリーズでおなじみのリンゴも、今作では出てこない。(リンゴじるというアイテムはあるが)
代わりに木箱からはコインが出てくる。
レース時の操作方法も『レーシング』や『ニトロカート』とはだいぶ変わっているので、
ゲーム全体の雰囲気に慣れるまでが大変かもしれない。
今作ではキャラクターも喋りまくる(セリフ量はシリーズ1多いと思う)けど、
コルテックス以外はみんな声優が変わっちゃってるのが、ちょっと・・・。
「なじみ」ってもんがあるよね。もうちょっと従来のファンの気持ちも考えてほしい。
役名表記がないのも困る。あれじゃ誰が誰だかわからない。
まぁ、細かい所に色々と不満はあるけど、全体的に見ると非常によく出来たゲームだと思う。
初期のシリーズとはすべてが違うが、同じようなことを繰り返すよりは、
こういった新しいスタイルに挑戦することで、クラッシュの世界もますます広がっていくのではなかろうか。