クラッシュ・バンディクーアドバンス2

ぐるぐるさいみん大パニック!?

ウォンバット的評価

 

【ストーリー】

クラッシュの仲間、ココとクランチが催眠術をかけられて敵になるというストーリーは、

オリジナリティーがあって高評価。

前作の『アドバンス1』から話が続いているのも良い。

オープニングでウカウカが、前回失敗したコルテックスについて愚痴を漏らしてたり・・・。

そんで、「それに比べてお前はよくやっている、エヌ・トロピー」とか言う。(笑)

やっぱりウカウカは、どちらかと言えばコルテックスよりもエヌ・トロピーを信頼しているらしい。

真のエンディングにちゃんとオチがついているのは見事。

なるほど、こういう事だったのかぁ〜・・・と、感心してしまった。

 

【キャラクター】

前作で出番のなかったエヌ・トロピーが、今作では黒幕を務めている。

なんかエヌ・トロピーが黒幕だと油断できない感じで、いつもより緊迫した雰囲気が漂う。

新キャラのエヌ・トランスは、自分的にかなりツボに入った。

また、『4』のラストで改心したクランチが、今回初めてクラッシュの仲間として登場する。これは嬉しい。

クランチには、是非ともクラッシュ・ココと組んで正義のバンディクートリオとして活躍してほしかった。

クランチが初登場した時は、でしゃばってて気に食わねぇな〜と思ってたけど、

だからこそ彼には同じ筋肉キャラであるタイニーやコングとカブらない、

『正義』というポジションについて、彼ならでは道を歩んでもらいたかったのだ。

さらに、ニセクラッシュは今までのシリーズでは単なるおまけキャラとしての扱いしか受けていなかったが、

今作では初めてメインキャラとして登場し、ストーリーにも深く絡んでくる。

・・・とまぁ、今作は意外とキャラに対してのこだわりが感じられた。

 

【音楽】

前作の『アドバンス1』に比べると、音楽にもオリジナリティーが増した。

特に好きなのはエヌ・トロピー達が話している時の、ちょっとシリアスな曲。

あの曲は、かなり頭の中に残る。

今回初めてココがボスキャラとして登場するが、ココが悪になるとこんな曲になるのか〜と感心した。

ラスボスのエヌ・トロピー戦の曲も、シンプルだけど決戦って感じが出ていて良い。

 

【システム】

今回のマップ画面は『クラッシュ1』を彷彿とさせて、なんだか懐かしい。

会話シーンは前作の静止画から動画へと進化しており、キャラの口などに動きがあるのが面白い。

練習ステージが用意されているのは初心者にも親切な作りで、

従来のクラッシュファンにもアクションのおさらいになる。

ダブルジャンプが最初から使える代わりに、新パワーアップアクションの

『スーパースライディング』や『スーパージャンプ』を出したのも良かった。

ただ、タイムアタックで走っている時、気をつけないとスーパージャンプが暴発する事がある。

これはスピードシューズとスーパージャンプに使うボタンが共通なために起きる不具合だが、

コツを覚えておかないと大幅なタイムロスになってしまう。

通信対戦用のミニゲームではキャラが多数使用できるだけに、1人で遊べないのが残念。

 

【やり込み度】

タイムアタックでは相変わらず「ゴールド」以上のランクを超えなければ、

真のエンディングは見られない。

こうなると、サファイアトロフィーの存在価値はあるのか?と思ってしまう。

今回はカラーダイヤコースに入るためには同色の「カラーダイヤのかけら」を4つ集めないといけない ・・・という、

何気に新しいシステムが用いられており、少しだけやり込み度がアップ。

かけらを1個ずつ集めていって完成させる楽しみが味わえる。

 

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